日本のミケランジェロ「石川雲蝶」

2014年07月19日(土)
作品は、彫りにとどまらず、石彫や絵画に及ぶことから「日本のミケランジェロ」と称されている石川雲蝶。
その作品を見に魚沼市に来ました。
始めに雲蝶が魚沼の地で初めて手掛けた西福寺開運堂の彫り物を見に。
最初に開運堂の表で目にする向拝彫刻。
鳳凰などの彫刻は、なんともミステリアスです。
本堂に入り埋め木細工の廊下や法堂脇の襖絵「孔雀遊戯之図」など見て、いよいよ開運堂の中へ。
開運堂天上の大彫刻「道元禅師猛虎調伏の図」は圧巻です。
天上に透かし彫りで施された大彫刻は、問答無用の素晴らしさ!!
ストーリー性に富んだ奥行の深い神業的な作品は、まさに妙技。
一つ一つのストーリーを調べて、もう一度見学したい・・・。











つぎは、永林寺へ。
ここは、雲蝶が13年の歳月をかけ本堂に施された彫刻があります。
孔雀の欄間は雄雌と小鳥が彫られており、なんとも小鳥がかわいらしい。
重そうな表情を浮かべる天の邪鬼の台に載る香炉の灰をなめると勝負運がつくと言うことなので灰をペロ。
ここでも雲蝶の妙技にうっとり・・・。
天女の欄間のモデルは、雲蝶のあこがれた魚沼の女性と言われているそうです。
欄間に天女の背が彫られている作品があります。
これは必見です!!(理由は見てのお楽しみ)。
雲蝶という鬼才が放つ不思議な魅力を持つ作品の数々。
ぜひ見に行ってください。











ちょっと残念なのは、どちらのお寺も写真撮影禁止の場所が多いこと。
フラッシュ撮影禁止くらいに規制を弱めてSNSなどを通じて紹介されると、全国の人々がもっと日本のミケランジェロに会いにくるかも・・・。



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