下本町商店街近未来構想

2013年09月26日(木)
下本町商店街近未来構想「歴史が残して行った宝の地域一丸で築く開発」~地域パートナーカンファレンス~に参加してきました。
講師に新潟県立大学 国際地域学部 准教授 関谷浩史さんを迎え「この商店街は、恵まれた財産が、残されている」「多額な資金をかけなくても人が集まる」「学生が集まり、観光客も訪れる商店街にできる」との力強い意見を頂戴しているとのことなので、コンサルタントで商店街全体を活性化に成功させた事例は、ほとんど無いのに強気な発言と楽しみにして参加しました。
内容は、少子高齢化で空家が進む中、古い資源を文化の磁場とし、下町らしさを大切にて個人旅行者でSNSを活用する外国人旅行者(フラッシュパッカー)を呼び込む。
公共空間のリノベーションをして、みなとまち下町にサンセットカフェなどを創り水上エントランス化するとの構想などの話がありました。
お話は大変参考になりました。
でも・・・商店街が求めているのは、フラッシュパッカー・水上エントランス化による観光客の呼び込みでしょうか?
もっと具体的なことなのでは。
後継ぎが無く出店者が減る一方、出店者を増やしたいけど、どうやっていいか解らない。
講師を招いて折角、カンファレンスを開いても参加者は高齢者ばかり・・・。
質問を聞いても高齢者の訳の解からない質問ばかり・・・。











さぁーどうする?
「すべてはニーズから始まる」のです。
若者に来てもらいたい・・・来てもらうためには?
高齢者にもっと買い物してもらいたい・・・買い物してもらうには?
ニーズ→開発テーマ→コンセプト→仮説→検証のその繰り返しでビジネスを考えなくては。
下町の活性化は「もの」ではなく「コトガラ」を売るビジネスだと考えます。
下町と言うニッチな世界だからこそ居心地が良い。
たとえば高齢者が都銀より地元の郵便局を選ぶような感じ。
なぜ郵便局は高齢者に選ばれるのか?
都銀より郵便局の方が高齢者にとってお互いの間隔が最適だからなのです。
商店街の活性化は、お客様との間隔の最適化することこそが重要。
なぜなら関谷准教授の言う通り少子高齢化で日本のキャパシティーは、増えないのだから。
その間隔の最適化、今で言う「おもてなし」下町風味が若者やフラッシュパッカーを呼ぶのは・・・。
下町を活性化させたいと言っていた数少ない若者。
是非、一緒に考えましょう!!。

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