2013年03月20日(水)春分の日
NPO掘割再生まちづくり新潟、新潟市、古町花街(かがい)の会、新潟まち遺産の会、主催の未来へ語り継ぐ掘割再生シンポジウム「美しい水と緑の西堀を思い描いてみませんか」に参加してきました。
第1部「古町西堀の各団体から、活動リレー報告」。
第2部「古町芸妓の踊り」。
第3部「パネルディスカッション」。
の3部構成のなっていました。
活動リレー報告では、各団体が個別に活動してきていて連携が感じられなかったのですが、掘割再生という目標で各団体が連携を始めていることが感じとられました。
第2部の芸妓(げいぎ)の解説、踊りをみながら、昔は、こんな風情のある踊りが似合う街だっだのに今では・・・。
似合わない街になってしまっていると思いながら鑑賞。
第3部のパネルディスカッションで、やっと今の古町・下町の課題が見えてきました。
行政は、なんとか「まち歩き」「掘割」などで観光客を集客し、街を活性化させたいという思惑が感じられますが、そんなことでは街は活性化しませんね。
一時は集客できても観光での集客はすぐに終わります。
本質は、古町花街の会の金親顯男さん、新潟まち遺産の会の大倉宏さんが言っておられたとおり、新潟に住んでいる人、商いを営んでいる人の古町・下町への思いが重要ですね。
下町の空家になっている長屋、古町の空家の店舗を若い家族、企業家などに格安で提供し若者を呼び戻す。
お年寄りが古町へ出かける仕掛け。
新潟祭りなどの開催日時の固定化、イベントの集中化による県外客の集客と新潟出身者の帰省を促す。
駅前、駅南で飲んでいる人々を取り戻すためJRの始発から終電まで走っている格安の公共バス、郊外行きの深夜バスの運行などなど。
まずは来てほしい側が、どの様におもてなしをして人を集めるかですね。
その活動の積み重ねにより人々が交流し街が発展する。
古き良き時代の港町、花街の古町、下町に戻ることにつながると思います。
古き良き時代の港町、花街に戻った古町・下町は、憧れの街となり、憧れの街にふさわしい堀がはりめくらされ、その堀端の柳の下を座敷に向かう芸妓が通る風情ある街となる、そんなシナリオつくりが大切ですね。
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