世界平和を祈るつどいと八百万の神

2016年10月10日(月)
年1回、世田谷区の宗教関係者(仏教・神道・キリスト教・イスラム教)が集い、話し合い、世界平和のために祈りを捧げるイベントに参加してきました。
今回の開催場所は、松原教会(東京都世田谷区松原2-28-5)
このイベントに参加するたびに、日本人の自然万物のあらゆるもの、すべてに何かの役割を持った神様がいるという宗教観の凄さを感じます。
日本には、様々な宗教が諸外国から入り、キリスト教などに代表する一つの神教を信仰している人でさえ、神社に行けば手を合わせ、山や樹林を目にすると敬虔な気持ちとなります。
日本人は、どんな宗教が入ってきても日本の神様の仲間として取り入れ、何かが起こると新たな神様を生み出すという実に不思議な感覚を持っています。
八百万の神という言葉が示すように山、川、また、台所、トイレなどにも神が宿るという日本人の宗教観がなければ、この仏教・神道・キリスト教・イスラム教の人々が集い、話し合い、世界平和のために祈りを捧げることは実現は無かったのでは・・・と考えます。
やっぱり日本人って凄い。
この集いで神道の人達が日本最古の歴史書である「古事記」のなかの話を劇にして見せてくれました。
天照大神が弟のスサノオノミコトのあまりにも乱暴さに腹を立てて、天の岩戸に隠れてしまったので、困った神々が「八百万の神、天の安の河原に神集ひ集ひて・・・」このイベントにぴったりの素晴らしいものでした。
いま、戦争、テロ、紛争などで満ちているこの世の中で「世界の国々の指導者たちが、天の安の河原に集ひ、真の平和と、命の尊さを目指して、世界の全ての人々が生きる喜びを味わうことができるよう交流の輪をひろげ・・・」となるよう祈ります。

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